金品や骨董品、資産などは分配が比較的しやすく、喜んで引き受けたいご家族も多いはずです。
今のうちに誰に何を渡すか、確認しながら整理をしていくのもいいでしょう。
ただし遺品の処分や分配をする上での注意事項として、お金にならない物の分配があげられます。
例えば仏壇や遺骨など、祭祀に関するものです。
都心のマンションで暮らす世代が増えてきている今、家族間でも仏壇やお墓を誰が面倒を見ていくのかで、押し付け合いしている事案も多くなってきています。
死んだ後、誰に面倒を見てもらうのか今から話し合っておくことも視野に入れておきましょう。
その会話も、いい思い出になるはずです。
遺品の整理は、心の整理でもあります。
ご自身の死後、むやみに捨てられたくない思い出のものや、誰に渡したいか考えているものをどうするか。
考えているだけでは誰にも伝わらず、無惨に処分されてしまう可能性もあります。
自分が原因で子供達が言い合いする姿を想像してみてください。
それはとても悲しい事です。
ご自身の死が、家族の争いを生み出す切っ掛けにならないようにするために、
今から遺品や相続に関する整理をする事はとても大切です。
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